

2009/06/20 11:56
昨日、内田洋行様主催の「3Di Education Summit 2009」で講演をさせていただきました。東北、九州など遠方からのご参加もあり、大変感謝しております。
弊社のセクションでは、米国Intel、Earlham College(インディアナ州) および Contra Costa College(カルフォルニア州)が中心となり行っている「ScienceSim」プロジェクトにおいて、3Di社が研究開発した「ExtSim」というプラグイン(オープンソースとして提供)を通じて、膨大な計算量を必要とするタンパク質のフォールディングのシミュレーションを、外部のグリッドコンピューター上で計算し、それをOpenSim上にリアルタイムに反映させることで、離れた場所にいる研究者同士が、常に正確な情報を共有できたという成果について発表させていただきました。
私自身は、バイオケミカルは全く専門外なのですが、たんぱ質というものは、様々な条件により非常に複雑多岐にその構造を変化させるため、それまでとは全く異なる新しい効能を生み出す可能性を秘めているのだそうです。そのため、こうした研究は、アルツハイマー病、がん、パーキンソン病、狂牛病等の様々な疾病に役立つと言われています。
また、3Di OpenViewerを使ったプッシュ型コミュニケーションの参考として、2台のPCの画面をスクリーンに表示し、講演者が見せたいと思うカメラアングルを、視聴者全員のビューアーカメラに対してダイナミックに同期させて見せられるという様子を会議室ソリューションとしてご紹介しました。
行ったデモは、、単純にOpenViewerのカメラをAPI(Web制作マニュアルを3Di OpenViewerのページの下の方に掲載しています)を通じて連動させただけなのですが、同様の方法を応用すると、カメラだけではなく、例えば、これまでユーザーが面倒と感じていたWebフォームの入力なども、オペレータ側が代行して入力しながら、スムーズにWebコミュニケーションを進めるなどということも十分可能だと思います。
そうすることで、Webに掲載した情報をアクティブなユーザがうまく探し当てるのを待つというWebではなく、今この瞬間になにげなくサイトを訪れたユーザーが細かい説明を1つ1つ読まなくても、個々のユーザーにとって知りたい情報をリアルタイムに提示してくれるWebへと変化することで、よりリアルに近い感覚のコミュニケーションをとることができるのではないでしょうか?
これまでのWebマーケティングは、非常に技術都合であり、まだまだ十分にリアルビジネスとネットの利便性を違和感なく融合させている言えません。3Di技術は、リアルとネットとの距離をより身近にするためはとても重要なものであると私は信じています。
鎌田卓 / Kamata Taku
(3Di株式会社取締役 CTO)